8個の立方体
どうして積み木遊びが大切なんでしょう。
どうして最初は同じ形がいいの?
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1.生命の連鎖
幼い時の活動は単に肉体や感覚器官を発達させるだけでなく、物事の本質を洞察する能力も同時に発達させていきます。そして、感性や知性も日に日に育っていきます。
(中略)
人間をとりまく環境や他者への思いに心開く人間を育てることこそ、21世紀に向けての子育ての重要課題です。
2.大いなる力
宇宙には見えない法則が存在しています。その法則の中で私達は生かされています。
私達は自分自身を通して、他者を通して、あるいは自然を通して、この法則が何を物語っているかをいつも知りたいと願っています。
(中略)
身の回りにおこるさまざまな出来事がただ無意味に、分離されるのではなく、色々な物事には<つながり>があるのだという事に、心を配っている事を、赤ちゃんの時から感じさせるような気配りをしなければなりません。
3.広がる関係、深まる関係
子どもは早くから、単なる物質的な贈り物と、心の通った精神的な贈り物との区別を嗅ぎ取っています。与える人の心をきちんと感じ取っています。
(中略)
ものごとの<関係=つながり>を知ろうとする事は、全ての出発点です。ひとつのものごとと、他のものごとの関係が豊かに広がっていく事によって人間は成長します。(中略)
ものごとの関係は、広げるだけでなく、深める事も重要な事です。深まる事も成長と共にあります。
4.やさしい眼差し
こうした親から子どもへの接し方は、やがて両親や他人に対する子ども達の愛情を育てていくことにもなっていきます。
(中略)
子ども達は、両親と心をひとつにした生活が出来るから、心が満たされ、愛情を感じ取る事が出来ます。
5.手遅れにならないように
このように人間のもっとも本質的なもの、精神的なものを育てる保育努力は、子どもの誕生と同時に、いや生まれる以前からはじめる事が大切です。
(中略)
子どもの心の奥底で育つものは、ほとんどの場合、態度となって現れるよりも、遥かに先立っています。
今一番保育効果があがると気づく時には、手遅れの場合が多いのです。
6.取りまくものへの愛
以上のように、出来るだけ早くから、<あらゆる物はつながりを持ったひとつの世界であって、その世界のかけがえのない一部である自分を豊かに育ててくれるのが、親であり、大人達であり、自分の身の回りの環境である>ということを感じさせる事が、その子の未来を明るく照らす事になります。
(中略)
・・・・やがて子どもは全てのものごとの本質が愛の姿と共通している事を予感するようになります。親と子の、その愛の本質が理解できるように手助けをする事を目的に創ったのがわたしの(和久洋三)創った童具です。
7.たりないふれあい
私達が現在の生活を点検すると、私達大人が愛を求める心は子供時代よりずっと希薄になっています。
(中略)
子どもが心の奥で求めているものといろいろな物事が、どこでどう結びついているのか、自由な活動の中で見つめ出すための童具です。
8.つながりの発見
・・・・子どもが自分でやりたいと思うようになれば、何も一つ一つ説明しなくても、子どもは自分で表現の方法をいつのまにか身に付けていくようになります。そしてやがて、それは<調和のとれたつながり>を発見し、表現する活動となります。これが幼児期の保育の最後の、そしてたった一つの目的です。
様々なつながりを広げ深める事は精神を豊かにさせ、輝きを与えます。子どもが心から願っている事はこのことです。
和久洋三 遊びの創造共育法4 「積み木遊び」より
フレーベルの理論がとても分かりやすく理解できるようになりました。
和久先生の理論もとても魅力的で、現代の社会が抱えている問題、子どもたちの置かれてい状況と共に考えさせられます。(K)